日本シリーズのこの結果の意味するところは大きい。




昨日の試合、私は飛行機での移動中にスマホで結果を見ていた。
満を持しての菅野の登板。万全ではなかっただろうが、映像を見る限り、彼は気合が入っていたように思う。マウンドを降りるときには吠えるようなしぐさも見せた。

しかしソフトバンクは敵地であってもまったく臆さない。今季も東京ドームで2試合主催試合を行っていることもあり、アウェー感はなかった。
そして「菅野の気合」に気おされることなく、グラシアルが3ランを打つのだ。この「空気を読まない強さ」は、ポストシーズンのソフトバンクに度々感じたことだ。

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問題は、巨人の打線だっただろう。和田毅を投げさせた時点で、ソフトバンクは「ある程度の失点」を覚悟していたはずだ。38歳、今季は4勝、ERA3.90 。往時の力はない。「捨てゲーム」ではないにせよ、他の先発を休ませる意味もあったはずだ。

しかし巨人打線は和田から1安打2四球しか奪えなかった。一度悪い方向に回り始めた歯車を、押し戻すような選手がいなかったという印象だ。
坂本、丸が不振だったのは短期決戦だけに「悪い入り方をした」からかもしれないが、調子を取り戻すことができなかった。

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それでも6回に岡本の2ランが出て1点差としたが、7回に致命的な失策が出て決勝点が入った。

巨人の守備力がどうの、という議論もあるが、このレベルでの失策は「守備力」の問題ではなく、選手が異様に硬くなっていたからだろう。
平たく言えば、巨人は「野球を楽しんでいなかった」。勝利への使命感にがちがちになって、自滅したのだろう。

交流戦でパが強いのはDHなどそれなりの理由が考えられるが、短期決戦の日本シリーズでセが弱いのは、戦う前から「相手に呑まれている」からではないか。

試合が終わってから阿部慎之助を巨人とソフトバンクの選手が胴上げしたが、4戦スイープというお粗末な試合をして、なぜこんなことができるのかと思った。そんなつまらない「感動」は必要ないだろう。

視聴率は10%ていどか。試合を見なかった人、結果に興味がなかった人が圧倒的に多かった今年の日本シリーズが終わった。お寒い試合ではあった。




1964年金田正一、全登板成績【スワローズ最後の年、最後の20勝到達】

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