今昔の思いがある。一時期、イチローの足のライバルであり、松坂の頼もしいチームメイトだったスピードスターだ。
このブログを書き始めたころ、ちょうど10年前が一番いい時だった。
小兵ながら元気いっぱいのダスティン・ペドロイアと11、2番を組み、ここからユーキリス、御ルティーズ、ローウェルと続く打線は強力だった。2008年にはイチローと激しい盗塁王争いをしていた。

キャリアSTATS

Ellsbury


2011年には30本塁打、100打点。ペドロイアもそうだがリードオフマンから中軸へと「大型化」した。
この勢いでスーパースターになるかと思えた。

2013年にFAでこともあろうに宿敵ヤンキースに。MLBでは珍しくない。ジョニー・デーモンもそうだった。7年1.53億ドル。
守備の名手でもあったから、ヤンキースの外野の一角を長く占めると思われたが、膝、脇腹、臀部と故障続き。細い体でハッスルプレーを続けたからかもしれないが、ここ2年は試合に出ることなく契約を打ち切られた。契約は2021年までではあったが、1年前倒しで契約解除。本人も了承したのだろう。

それでもヤンキースは解除するために残り1年分の2100万ドルに加え、オプションの500万ドルも追加で支払った。年間20億円を超える金額を7年も得たのだから文句はないだろう。

しかし、大型契約の末路は残念なものになることが多い。

エルズベリーにはほかの選択肢があったのかどうかよくわからないが、苦々しいエンディングではあった。


1964年金田正一、全登板成績【スワローズ最後の年、最後の20勝到達】

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