アエラドット
52歳の三浦知良が、J1昇格の横浜FCで来季もプレーに賛否両論の声

三浦知良で検索すると、メディアの賛辞ばっかりが続くが、そんな中で朝日は珍しく冷静な記事である。
専門紙記者は
「走り方、スピードを見ても正直ちょっと厳しいなとは思う。あと試合に出ていないという部分も大きい。緊張感のある公式戦でプレーすることで、体のキレとか研ぎ澄まされる部分がある。個人的にはカテゴリーにこだわらず、カズが試合に出続けたらどのようなプレーをするのか興味がある」
ネットでも
「おめでたいことではあるが…。本当にJ1で勝ちにいこうと思うなら残念だけど、カズの出番はないだろうね。カズ自身も試合に出たいと思っているだろうから移籍すべきでは? J3なら欲しがるチームはあるはず」

どっちもポジティブな締めくくりをしているが、微妙な表現だ。

WikipediaからキャリアSTATSを作ってみた。

Kazu


昭和61年にブラジルでプロサッカー選手になってから34年目のシーズンを迎えている。

平成2年に日本に帰ってきて、Jリーグの創設時からずっとプレーをしている。

それはすごいことではある。いろんな意味でカズは象徴のような存在だが、50歳を過ぎてから出場機会は減って、今季は3試合だけ。戦力とは言えないのだろう。

端的に言えば、三浦には戦力外を通告できなくなっている。本人が辞めるというまで、いつまででもチームに在籍させなければならない。もちろん力の衰えは本人もわかっているから「試合に出せ」とは言わないだろうが、それでもちょろっとは出さないといけない。
クラブは最近引退勧告をしたようだが、三浦知良は首を縦には振らなかった。

これ、扱いが難しいと思う。メディアは無責任にほめたたえるが、悪い言い方をすれば「誰もやめろと言わないから居座っている」と言っても良い。
実力の世界にこういう「ジョーカー」みたいなのが加わるのは、よくないことだ。

昨年までのイチローがまさにそうだった。古巣のマリナーズに復帰して、ファンは一時的には喜んだが、衰えは隠すべくもなく、出場しても結果は出なかった。しかしイチローは自分からは「辞める」とはいわない。おそらくはいろんなやりとりがあって、今春の「引退」につながったのだ。

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大選手の引き際は自分で決めるものだ。周囲は本人が力の衰えを感じたら潔く身を引いてくれることを期待しているが、中には「力が衰えたとは思いたくない」「もっとプレーしたい」「辞めるのが怖い」などの理由でいつまでも居座ることがあるのだ。

質の悪いことに中村俊輔が「三浦知良化」しそうだとの報道もある。これ、どう考えても健全ではないと思うが、何かルールを作るべきではないか。

こういうことを書くとまた頭のよろしくない人から、イチローをリスペクトしていないのか、とか引退試合のことを感動的に書いていたじゃないか、とか言ってくると思う。
言うまでもないが、私は選手三浦知良やイチローについて、評価していないわけではない(三浦知良は正当に評価するだけの材料は持っていないが)。

それとこれとは別の話だ。


榎本喜八 安打あれこれ

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