日刊スポーツ
日本ハム有原航平投手(27)が4日、札幌市内の球団事務所で臨んだ契約更改交渉の席で、早ければ来オフにポスティングシステム(入札制度)を利用した米大リーグ移籍の容認を球団に求めた。球団側は同様の意向を持つ西川遥輝外野手(27)と同じく、来季の成績やチーム状況などを踏まえて判断する。

西武・秋山、DeNA筒香、巨人・山口、広島・菊池に続き日ハム・西川と有原である。NPB選手の間に新たなMLBブームが起こっているという感がある。

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しかし昨今、メジャーで日本人選手はそれほど活躍しているわけではない。
大谷翔平はトミージョン明けで打者としてそこそこ働いた。ダルビッシュも後半はエースの働きだった。前田健太もまずまずだった。
しかし平野佳寿は今年は打ち込まれることが多かった。牧田和久はほぼファーム暮らしだった。そして今季からメジャーに言った菊池雄星はローテこそ維持したものの満足できる成績ではなかった。

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現在ではNPBでずば抜けた成績を残した選手でない限り、MLBで好成績を上げるのは難しいのが「通り相場」になっている。

今、MLBへの挑戦を表明している選手は各チームの主力選手だが、秋山翔吾を除いて「毎年タイトル争いに顔を出す」クラスではない。今の「通り相場」で言えば、MLBでは苦労するクラスだとみられている。

では、なぜ彼らはMLBを目指すのか?
もちろん「子供のころからの夢」はあるだろう。筒香などは「甲子園よりもメジャーだった」とはっきり言っている。そういう部分もある。
しかし「NPBにいてはこれ以上年俸も上がらないし、発展性がない」のが大きいのではないか。
NPBの選手の年俸の水準は、ここ20年以上変わっていない。トップクラスで5億円程度だ。しかしMLBでは、イチロー、松井秀喜の頃は1500万ドルがトップクラスだったが、今は年俸3000万ドル、複数年で1億ドルを超す契約も珍しくない。並みのレギュラークラスでも数百万ドル以上が当たり前になっている。

たとえそれほど成績は残せなくともメジャー契約にこぎつければ、NPBでは手にできない巨額の年俸を手にすることができる。NPBのレギュラークラスがそう思ってもおかしくないのではないか。

成長もなく、改革もせず、現状維持を続けるNPBと、毎年のように新たなビジネスを創出し企業価値を高めるMLB。その格差はどんどん開きつつある。

新たな人材流出がこうした「経済格差」にあるとすれば、NPB側は引き止めるすべを持たない。
今もいい椅子に座っている「新しいことは何もしたくない」経営者たちが退場しない限り、人材流出は止まらないだろう。


1985年福間納、全登板成績【やられたらやり返せ、リーグ優勝&日本一に貢献】

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