韓国 中央日報
大韓体育会が2020東京オリンピック(五輪)に出場する韓国選手団のために韓国産食材を使った食事を東京のあるホテルで提供することにした。(中略)東京に派遣される韓国調理師は14人で、一日平均200個の弁当を作り、日本産食材は徹底的に排除する方針だと伝えられた。調理師は韓国選手団に24時間食事を提供する。

表向きは、東日本大震災の福島原発事故による「放射能汚染」の危険性にかんがみ、選手に安全な食事を提供するため、ではあるが、実質的には「日本不買運動」をここまで徹底させているのだ。

政治問題をスポーツに持ち込むのは近現代の悪しき習慣ではある。その点で現政権の人気挽回策に堕している東京五輪も胸を張れたものではないが、韓国のこのあてつけがましさは、胸が悪くなる。

両班による形式的な治世が長く続いた韓国では、経済や社会の動きに対応して柔軟に動くリアリズムはほとんど育たなかった。「面子」「体面」ばかり気にする「形式論者」が、いまだに社会の上層部にいるのだ。

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実際にオール韓国で選手に食事を出すといっても、水まで韓国から持ち込む気なのか。水も汚染されているはずだ。電気やガスはどうなのだ。そもそも空気も汚染されているはずだが、それはいいのか?

野球などは福島と横浜の球場でやるが、韓国チームは福島で試合が決まったら、本当に行くのか?他の球場で開催してほしいとごねるのか?ボイコットするのか?

選手にとっては、選手村で食事ができず、いちいちホテルまで行って食事をするのは煩わしくて仕方がないだろう。
また選手村での会食は、国際交流の一環として非常に重要だが、韓国選手はこの面でも不自由を強いられることになる。

おそらく韓国選手団は「体面」としては国の言いつけを守るふりをするが、日本に来てしまえば好き放題にするに違いない。夜の街に繰り出して飲食もするだろうし、自室に日本の食材を買い込むこともするだろう。

韓国はお上の言うことを忠実に守るようなふりをしながら、実質的にはケンチャナヨで、適当にドガチャガしてしまうのだ。
私は昨秋、韓国で1週間ほど過ごしたが、コンビニのケースの上段には韓国のビールが並んでいたが、下のほうにはアサヒスーパードライがたくさんあったのだ。
そういう国柄だ。
もちろんあからさまなことはできないから、日本への観光客は激減している。しかし、韓国の人々はリアリストでもあるのだ。

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日本はこの面でも過剰に反応すべきではない。韓国選手団の事情をよく理解して、嫌がらせをしたりあてつけがましいことをしてはいけない。また日本のものを食べたからと言って大騒ぎする必要もない。
少し引いたところから、冷静に見守るべきだ。彼らだって被害者なのだ。

日韓の果てしがないいがみ合いは、スポーツの世界にも何の恵みももたらさない。
いい加減にしてほしいと思うばかりだ。



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