今、群馬県に来ている。去年に続き「ぐんま野球フェスタ」を取材しに来ているのだ。



「かかあ天下とからっ風」というが、昨日は寒かった。どんよりと空も重かった。
今年は西武ライオンズが「野球教室」を開催していた。

2組の子供たちがベースランニングからキャッチボール、守備投球練習、ティー打撃までを体験した。
みんなユニフォームを着ている。すでに野球をやっている子供たちだったが、笑い転げながら本当に楽しそうにやっていた。

コーチは宮田和希、長田秀一郎、原拓也の3人。長田、原の2人はつい最近まで試合に出ていた。
彼らはわかりやすく親切に始動した。長田、原の2人はまだ選手時代の「迫力」のようなものがあったが、宮田は優しい笑顔で子供たちに溶け込んでいた。

未経験者の野球教室の場合もそうだが、こういう「野球教室」で、子供たちがつまらなそうな顔をするのを見たことがない。みんな「もっとやりたい」という前のめりの気持ちになる。
コーチたちも手ごたえがあるのだと思う。

私は毎年いくつもこういうイベントを取材するが、満足度は極めて高い。

野球人気が減退しているといわれるが、「野球の魅力」が衰えたわけではない。ゲームとしての面白さも、投げる、受ける、打つという動きも、それ自体はすべて「楽しい」ものなのだ。

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純粋に「野球」だけをするなら、子供が嫌いになったりすることはあり得ない。問題は「野球の外」にあるのだ。

「こら、挨拶せんか!」と大きな声で怒鳴る大人。
「いいか、試合で泣きたくなかったら、練習で泣け!」と厳しい練習を課す大人。
そして、野球場で煙草をくゆらす大人。

彼らの存在が、野球を「おっかない」と思わせるのだ。
大人たちは、自分たちの権利欲を子供たちに押し付けている。薄汚い生活臭をまとわせながら。
こうした大人が、野球から子供を遠ざけているのだ。

「野球離れ」の重要なポイントはそういう大人をグラウンドから排除することだろう。



1960年小野正一、全登板成績【リーグ優勝&最多勝、リリーフで21勝】

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