2017年、広陵の中村奨成は、すさまじい打撃だった。
1大会個人最多本塁打や5試合連続猛打賞など、ものすごい打棒だった。
当然、争奪戦となり、地元広島が中日を下して1位指名権を獲得した。
すぐにも1軍で顔を見せるか。曾澤のライバルになるか、と言われたが、まだ姿を現していない。

翌年1月、筒香嘉智は、子供向けのメッセージを行った。筒香は名指しはしなかったが「甲子園で素晴らしい打撃を見せた選手も、プロで苦労するだろうと思う選手がいます」と語った。
中村は金属バットの特性を生かして、前のめりでばっとを突き出し、ホームランや安打を量産していた。反発係数が高いうえにスイートスポットが広い金属バットならではの快打だったのだ。

木製バットでは引き付けてフルスイングしないと、強い打球を打つことはできない。そのギャップに中村は苦しんだ。

キャリアSTATS

nakamura


2年目は打率が上がっているから少しは進化しているのだろうが、長打はすっかり姿を消した。

そして2年目の昨年は死球、脳震盪で戦線離脱も経験した。

鈴木誠也は「僕は3年目にレギュラーを取らないとクビになると思っていた。今の子たちは遅い。そんなことをやっていると消えてしまうよと伝えたい」

と中村らにはっぱをかけたというが、中村がプロで苦労していることの一因に、高校時代に「ふりまわせば飛んでいく」安っぽい金属バットに適応しすぎたこともあるのではないか。

中日の根尾などもその可能性はあると思うが、金属バットの弊害はこういうところにも表れているのではないかと思う。

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