もう削除したが、朝来たコメントをもとに考えてみたい。

セレッソールさん
くだらない記事はいいので得意の野球離れの他にもっと少年野球界の暴力暴言の現実や野球選手の喫煙などにフューチャーした記事を書いた方が注目を浴びると思います
人が寄り付かなくなる程徹底的にオワコンであることを世間に浸透させていきましょうよ


こういうコメントはしばしばくるが、だいたい削除している。不毛だからだ。ただ、こういう認識の人が一定数いるのも事実だ。

この人はHNからして、サッカーファンのつもりなのだろう。だから、私が「野球離れ」について記事を書くと「野球の悪口を言っている」と認識し、サッカーにとってプラスになるといっているのだと思う。

私が「野球離れ」について書くのは、旧弊な野球界のさまざまな部分が世間から遊離して、批判を集めるようになり、野球競技人口やファン人口の減少につながっていると思うからだ。そのために全国各地を回って「野球改革」のために活動している人の取材をしている。
こんなことは言うまでもないが。

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しかし世間にはそういう記事やブログを「野球の悪口を言っている」と受け取る人がいるのだ。そういう理解力しかないのは貧しい話だと思うが。実は、その手の人はメディアにもいて、スポーツ新聞の記者などにはすごい目でにらまれることもある。
実際には野球界の問題点、ネガティブ情報を書かないメディアは、結果的に「野球離れ」を助長していることになるのだが、「怒られそうなことは絶対書かない」プロの書き手が、野球メディアにはたくさんいるのだ。

またセレッソールさんは実際にはサッカーファンでさえもない。サッカー界で野球を目の敵にしている人はいない。ライバルとしてシェアの奪い合いをしてきたが、彼らが野球に対して抱いている感情は「リスペクト」だ。残念ながら野球界にはサッカーを馬鹿にする人もいるが、それは「無知」なるがゆえだ。
おそらく、サッカーの味方を標榜するセレッソールさんは、野球をけなすことでサッカーのポイントが上がると思っているのだろうが、そうではない。サッカーファンの中にも、こういうくだらない人がいるということを露呈するという点で、サッカー界にとってはマイナスだ。

昔、この手のレベルが低い人が世間に対して情報発信する手段はなかったが、ネット社会になって誰でもモノが言えるようになった結果、この手の低劣な意見がごまんと出てきた。残念なことに、私たちはそういう人も相手にしなければならない。

サッカーと野球は「敵と味方」ではない。スポーツとして互いを「リスペクト」しなければならない。それができなければ、明るい将来はない。

一言で言えば「贔屓の引き倒し」である。うんざりするが、私たちは、そういう輩とも戦っていかなければならない。


1960年小野正一、全登板成績【リーグ優勝&最多勝、リリーフで21勝】

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