9日はヤクルトの取材が割と早く終わったので、モノレールの新駅浦添前田まで歩いた。途中で史跡なんかも見ながら。味が濃いネパールのカレーも食べたりして。
乗ってからどうしようかな、と思った。首里城に行くかどうか。
前にも書いたが、私は沖縄に来ると必ず首里城に行っていた。一時は来た日と最終日に2回行くこともあった。行って、城中に入って「鎖之間」でさんぴん茶とお菓子を食べるのがルーティンになっていた。

それがもうないわけだ。行きしなのモノレールからも崩れ落ちた瓦屋根を見たが、それで十分な気もした。しかしやはり行くべきかな、と。

首里城は世界遺産でも国宝でもない。世界遺産に指定されているのは「首里城跡」であり、そこに立っていた建築物は、1992年までに復興された新しいものであり、文化財ではない。
私は「1/1のジオラマだ」と常々思っていたが、そのジオラマが建つに至った沖縄県の歴史。中国大陸と、薩摩と、米軍と、戦後の日本に蹂躙され、収奪された歴史を思うときに、それでも十分な価値があると感じていた。
私は首里城とともにおもろまちの那覇市歴史博物館にも行き、そこで常設展をみるのだが、それも沖縄の歴史を体感したいと思うからだ。

いつものように首里城駅で降りて、上の毛(ういのもう)という公園を抜けて歓会門に至る。このルートは全く何事もないのだ。

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日曜日だけに、守礼門横ではエイサーが披露されている。一番手前の兄ちゃんは、ダルビッシュみたいで格好いい。

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そこから場内に入った。奉神門から見るとこんな感じだ。

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向かって左側の回廊が焼失している。ここから御庭の外周まで入ることができる。

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胸のすくような格好のいい眺望は跡形もなくなり、こういうありさまだ。なんか、知人の亡骸に対面したような気がした。

いつもの通り、たらたらと円覚寺前まで下りる。ここは無事だ。放生池のあたりにいつもいるバリケンも、何も変わらないようにいる。沖縄県立芸術大も無傷だ。

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今回の火事は、本当に首里城の一番重要なエリアだけを焼いたのだ。

その意味するところはよくわからないが、多分、私が生きている間に再興されることはないのだろうと思った。


2019年E.エスコバー、全登板成績

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