週刊文春の阿川佐和子との対談で、生物学者の福岡伸一は
「まあ、私がこの新型コロナウイルスについて予言できるとすれば、数年後はインフルエンザウイルスのような日常的な病気になるということでしょうね」と語っている。

今はどんどん事態は悪化しているように見えるが、今月中におそらくWHOが「パンデミック」を宣言するあたりで騒動はピークとなって、そこから収束に向かうだろう。
コロナウイルスは、気温と湿度が上がれば活動が沈静化する。今回は熱帯のシンガポールでも感染が広がっているから例外だと言われるが、少なくとも暖かくなってさらに勢いを増すということはないだろう。
今日は、ワクチンの生産が大阪大学などから発表された。早ければ半年後から接種が可能だという。こういう形で、だんだん医療が追いついてくるだろう。

東京オリンピックへの影響はあるかもしれないが、開催時期にまだ感染が拡大しているということもまずないだろう。

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株価は乱高下をしている。景気は人の「気」だから、人々が不安におののけばそれが株価に直結する。人々が新型コロナウイルスを恐れているうちは、株価は敏感に反応するだろう。

何にせよ、ここ1か月が勝負なのだ。この間に、日本、そして世界で感染の拡がりを抑え込むことで、ダメージを小さくすることができる。そのことを理解していれば、判断は大きく変わるはずだ。

高校野球は「何としても試合をしたい」と言っているが、中途半端な「無観客試合」をやって、感染者でも出た日には日本高野連は、世間の非難を浴びることになる。
11日に最終確認と言うことだが、これはNPBやJリーグの出方を見てということなのだろう。NPBやJリーグは「延期」と言う結論に至りそうだが、センバツ高校野球は延期ができない。「中止」の結論を出すのが最上だと思う。

暑い季節が過ぎて、また寒くなれば新型コロナが流行するかもしれないが、翌年になれば抗体を獲得している人も多くなる。ワクチンもできているだろうし、対症療法ではない治療法もできているはずだ。
来年の今頃には、かつての新型インフルのように「あの大騒ぎは何だったんだろう」ということになる。
野球だけではないが、そのことをイメージしつつことに当たるべきだ。


2019年E.エスコバー、全登板成績

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