東京五輪の問題は、だんだんに茶番めいてきている。今の段階で「中止」「延期」とは言えないから、みんなもっともらしい顔をして「予定通り開催」と言っているが、日を追ってこれを信用する人は減っている。

毎日新聞
国際オリンピック委員会(IOC)は17日、電話会議形式による臨時理事会を開き、東京五輪を予定通り開催する方針を再確認した。引き続き行われた各国際競技団体(IF)との協議でも7月24日の開幕に向けて準備を進める方向性で一致した。

FNN
安倍首相は会議後のインタビューの中で、「人類が新型コロナウイルスに打ち勝つ証として、東京オリンピック、パラリンピックを完全な形で実現するということについて、G7の支持を得た」と明かした。

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こうして「空手形」を連発しながら、IOCも日本政府も落としどころを探っていると思われる。
表向きは「社会の混乱を回避するため」だが、実態はIOCや政府が打撃をこうむることを回避したいからだ。

現実問題として、ヨーロッパやアメリカの新型コロナウイルス化は7月までに終息することはもはや考えられない。

この新型コロナウイルス騒動では、社会や国民の防衛ではなく、自らの組織の防衛に走る体制や為政者をよく見る。

たまったものでないのは選手だ。コロナ騒動の中移動させられるリスクの問題もあるし、ぎりぎりまで開催するのかしないのか決まらないことで、練習スケジュールも決めることができない。

それは、受け入れ側の施設なども同様だ。ぎりぎりになれば、様々な準備が無駄になる。

さらに言えば、プロ野球やJリーグなどもスケジュールが決定できない。

お偉いさんは「ぎりぎりまで開催のために努力した」という「やってる感」を出したのだろうが、遅くなればなるほど無駄になるものが増えてしまう。

東京オリンピックは「延期」をできるだけ早くに決めるべきだ。さんさとやんなはれ。


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