NHK
新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、プロ野球、パ・リーグの6球団の社長がオンラインで会議を行い、4月24日のシーズン開幕は難しいとする方針で一致しました。

組織論的には、パ・リーグ、セ・リーグと言うのはNPB機構のただの一部門に過ぎない。
パ・リーグの球団だけが集まって、いろんなことを決めて発表するのは、ナンセンスだ。
セ・リーグとパ・リーグは、1950年、けんか別れ同然で分立した。以後も仲良くはならなかった。

1954年に高橋ユニオンズがパの8番目の球団として川崎球場を本拠としてできた時は、セ・リーグはこれをつぶすためだけの目的で、二軍チームによる新日本リーグを作って観客を奪おうとした。

パ・リーグが指名打者を導入したり、2シーズン制を実施しても、セは一切同調せず。開幕日も異なることがあった。

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2004年の球界再編時に、12球団の選手会が一丸になってストライキを行ったことから、交流戦が始まった。
またCSは、パが始めたプレーオフが始まりだが、2007年にセも追随してCSが始まった。
ホールドは1996年からパが導入していたが、2005年にセも導入した。

2009年にはセ・パ両リーグはリーグ会長を廃止し、セントラル・リーグ運営部、パシフィック・リーグ運営部になった。

パ・リーグは共同でパシフィック・リーグマーケティングと言う会社を立ち上げ、マーケティングや放送事業なども行っている。
公式サイトも共通のフォーマットで作っている。しかしセ・リーグはバラバラのままだ。

今回の未曽有の事態に対するのは、個別のチームや一方のリーグであってはならない。プロ野球は一蓮托生なのだから、パ・リーグは足並みのそろわないセ・リーグも含めて、開催日などの計画を策定すべきだ。

パ・リーグだけで勝手に決めればセが態度を硬化させる可能性がある。2011年の東日本大震災時の二の舞を踏むのは避けたいところだ。

セ・リーグは頭が固くてなかなか決められないかもしれないが、NPBの同じ仲間としてみんなで事態に当たるべきだろう。


年度別チーム第1号本塁打は俺だ! 広島編

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