緊急事態が宣言される。明日から東京、千葉、埼玉、神奈川、大阪、兵庫、福岡では経済活動のレベルが大きく低下するだろう。誰も経験したことがないことだ。
この措置については右左関係なく賛否が飛び交っている。いかに未曽有の事態かということがこれでもわかる。
2月はキャンプのために宮崎と沖縄に行き、東京にも2回行ったが、3月は上旬に東京に日帰りし、月末に高知に行ったのみ。私自身の行動範囲も大幅に狭くなった。

野球専門メディアでは、現場からのニュースがほとんどなくなった。MLBも活動停止しているから、ネタがない。そういうことで、野球史にまつわるものや、少年野球など私の領域の原稿依頼が増えている。
しかし、この状況も長くは続かないだろう。当サイトもそうだが、かつてなくアクセスが減っている。7~8年前の水準だ。野球ネタは多くの人々が職場のパソコンで見ているようで、出勤を控えたり、仕事環境が大きく変化する中で、野球サイトを見る余裕もなくなってくるのだろう。先月まではアフィリエイトはかなり良かったが、今月はこれも半減した。

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おそらく、私に原稿依頼をしてくるメディアも、長引けば広告収入が落ちて、サイトそのものの存続が危うくなる。そうなれば、原稿依頼もなくなっていくだろう。

そして野球界からも経営破綻のような情報が聞こえてくるようになるだろう。

これまでのウイルスのパンデミックを見る限り、この状況は月単位で終息すると思う。そうであれば、野球など社会の活動は、大きなダメージを被りながらも、再生への道を歩みだすだろうと思うが、年単位になれば、社会や国家の在り方、世界の体制が大きく変わるだろう。大げさに言えば「文明の終焉」につながると思う。

ただ、読者各位と同様、私には何もすることができない。毎日パソコンに向かって野球に関するよしなしごとを書きながら、原稿依頼があればそれも書きながら、大阪に住んだり、通勤したりしている子供に気をもみながら、ひたすら日々を過ごすしかない。
人なみに感染拡大につながるような愚行をしないように気を付けつつ、いつものように「書く」しかない。

松井秀喜は言った。「自分で何とかなることについては努力するけど、自分の力でどうにもならないことは心配しない」。
読者各位と厳しくなる世の中を心配しながら、いつかは来るであろう「球春」への想いを語る以外に、今はなす術はないのである。


年度別チーム第1号本塁打は俺だ! 広島編

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