スポニチ
全国14万人の球児の夢消さない!夏の高校野球地方大会 無観客開催を検討
地方大会を無観客で実施することができるかどうか、検討するために各県の高野連に「収入が0だった場合に支出はどのくらいになるか」という調査を実施したという。

高体連に続いて中体連も全国大会の中止を決めたなかで、高野連は何とか試合をする道を模索している。
実施可能かどうか、という点だけで考えれば、可能な地域もあるだろう。夏場に向けて感染者数は減少すると予想されるから、緊急事態宣言から外れた、感染者が少ない地域で地方大会をすることは可能ではあろう。ただし東京や大阪のような人口密集地域では厳しいと思われる。

IMG_0131


しかし無観客試合を実施する可能性があるのは、高校野球だけだ。
高体連に属する競技などは、無観客試合はできない。そもそも、インターハイなどでも観客席にはチーム関係者や親族などを除けば、一般の観客はほとんどいない。通常開催と無観客試合は大きな差がない。
高体連や中体連が大会中止を決めたのは、観客席の混雑ではなく、選手の密集の危険性を考えてのことだ。

高体連の競技が中止になる中で、高野連だけが試合実施に固執するのは、奇異なことだ。「子どもたちはすべてをささげて頑張ってきたのだから」と言うかもしれないが、それはどの競技も同じだ。
「高校野球は特別なんだ」は、言ってはいけない言葉だろう。そうした自尊意識は、鼻持ちならない。また、高校生にリスクがあることを考えれば、思いとどまるべきだと思う。

「プロ野球は無観客でやるじゃないか」と言うかもしれないが、こちらは興行、ビジネスだ。飲食店が存続のために、感染覚悟で店を開けるのと同様、社会人としての判断で実施するものだ。いわば自己責任である。

未成年のスポーツ競技が、同じ判断基準で実施されるのは、どう考えてもおかしい。

「世間は高校野球は特別だと思ってくれているから、無観客試合も容認されるだろう」と言う認識は、時代錯誤だといえよう。


1953年関根潤三、全登板成績【オールスターにファン投票1位で選出の年】

私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひコメントもお寄せください!

好評発売中!