野球とは直接関係はないが、ブルームバーグが毎日発表しているデータをもとに、こんな表を作ってみた。

発表された158か国、地域の人口10万人当たりの感染者数のランキング。その国の首都の緯度をつけるとともに、ランキング順に1~10、11~20、21~30、31~40、41~50の5グループの平均緯度を出してみた。緯度は北緯、マイナスは南緯。

COVID-19-01


10万人当たりの感染者が一番多いのは、イタリアに隣接した小国、サンマリノ。続いてアンドラ、ルクセンブルグとヨーロッパの小国が続く。これらの国は人口が少ないのでPCR検査が行き届いているため感染率が高いのではないか。
そしてアイスランド、スペイン、カタール、アイルランド、ベルギー、スイス、イタリア。カタールを除いてヨーロッパの国だ。これらの国は感染が拡大しているが、PCR検査も広範に行われているのだろう。

緯度の平均は北緯45.89度。緯度が高い国ばかりだ。20位まで、30位まで、40位までと、どんどん緯度が南に降りてきている。緯度が高く気温や湿度が低い国で感染が蔓延していることがわかる。

13位に赤道近くのシンガポールがいるのが目を引く。この都市国家は感染を完全に封じ込めたとしたが、その後、劣悪な環境の海外からの出稼ぎ労働者の宿舎がクラスターとなって感染が拡大した。気温などの問題だけでなく、国家としての対策によって、感染拡大することもあるのだ。

50位以降は、数字はまちまちだ。

反対に、10万人当たりの感染者数の下位の30国。

COVID-19-02


明らかなことは、感染数が少ない国は、緯度が低い国が多いということだ。医療体制が不備で、PCR検査ができていない国が多いのではないか、という見方もできるが、気温の高い熱帯地方の国ではあまり感染していないという見方もできると思う。

ちなみに日本は91位だ。日本と日本が属するグループ。

COVID-19-03


アルジェリアやレバノン、キルギスタンなど日本と似たような緯度の国もいるが、緯度は低い。
この数字からは、日本の感染者数は、不自然に低いと言うことがわかると思う。やはりPCR検査が少なすぎるのではないか。実数は10万人当たり100人前後になるのではないか。

私はコロナウイルスには「季節性」があり、気温、湿度が上がってくると感染拡大は収まると考えている。その傍証にはなるかと思う。


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