Real-fKoyaren


この話は、もう少し言っておきたいと思っている。

今回の新型コロナウイルス禍は、今まで日本人が経験したことがない深刻な災難だ。人々の行動規範は「命を守る」ことが第一になる。
教育の世界では「命」の次に「教育の機会を確保する」ことが求められる。「部活」は、教育機会の確保ができてから考えればよいことだ。

高体連、中体連が全国大会を中止にしたのは、まさにこの「優先順位」に則ったからだ。「全国大会」を中止にすることで、予選やそれに向けての準備も一旦はなくなる。
5月から学校の授業を再開する県が出てくる。おそらく100%の回復ではなく、登校日を限定したり、リモート授業を取り入れたり、工夫をして教育機会を確保するはずだ。
その状況にめどが立てば「部活」再開の可能性も出てくる。そこから「対外試合」を考えても良いはずだ。

しかし高野連は、「夏の甲子園」の中止をまだ決めていない。5月20日の会議まで決定を引き延ばしている。これは、その時期までに感染者数が減って世論が好転することを期待しているのだろう。

P3250191


確かにGW明けの2週間は、感染者数は減少すると考えられる。しかしそれは2週間前の「自粛」の成果であり、その後の動向はわからない。
韓国では経済活動を再開してから、若者が集まるクラブでクラスターが発生している。何が起こるかは全く分からないのだ。

さらに、都道府県高野連は、無観客での地方大会の開催を決定した。まだ学校が軌道に乗っていないのに「部活」の「対外試合」の開催を決定したのだ。

優先順位が間違っていると思う。なぜ他の部活が慎重に事態を見極めている中で、高校野球だけがこんな決定をするのか。
その根拠は全くない。「高校野球は特別」という意識がなければ、こんな判断はしないと思う。

馬鹿な野球ファンは大喜びだろうが、この決定でまた「野球はおかしな奴がやるスポーツ」と言う認識が世間に広がるだろう。
真逆の意味で「野球は特別」と言う見方が、さらに世間に定着する。


1953年関根潤三、全登板成績【オールスターにファン投票1位で選出の年】

私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひコメントもお寄せください!

好評発売中!