セ・リーグ、パ・リーグのトップは誰ですか?と聞かれて答えられる人はいるだろうか?

セントラル・リーグの会長は豊蔵一、パシフィック・リーグ会長は小池唯夫が務めたが、2008年を最後に両リーグはコミッショナー事務局のもとに統合されている。
今は、セントラル・リーグ運営部、パシフィック・リーグ運営部となっているが、審判部や記録部とともに、NPBの一部門に過ぎない。12球団は、たまたま2リーグに分かれているが、プロ野球を構成する同じ仲間のはずだ。

しかし両リーグの足並みはいまだに乱れている。

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NHK
プロ野球のセ・リーグは新型コロナウイルスの影響で今シーズンの開幕が遅れているため、クライマックスシリーズを中止する方向で調整していることが関係者への取材でわかりました。一方、パ・リーグは日程を短縮した形での開催を検討しているということです。

ようやく開幕のめどがたった今の時点で、なぜセ・パ両リーグは足並みをそろえて同一のスケジュールを組むことができないのだろうか?
一方がCSなし、もう一方がCSなしでは、試合数も変わってくるだろう。パの公式試合数はセよりも少なくなるはずだ。
そういう形にすることのメリットはどこにあるのか。

この間もセ・リーグの6監督が揃ってメッセージを発信したが、なぜ12監督にならないのか。

セ・パ両リーグは1949年の球界再編で半ばけんか別れのように始まった。両者の関係があまりにも険悪だったために、1950年はオールスター戦が開かれていない。

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以後、指名打者や2シーズン制、さらにはCSについても、両リーグはバラバラに決定してきた。
70年もたてば、設立当時の関係者など一人もいないはずだが、なぜ未だにNPBは「一つの運命共同体」になれないのか。

MLBでもア・ナ両リーグはかつては反目したが、今はほとんどわだかまりはない。リーグをまたいだ球団の移籍さえあった。
指名打者についても、30球団で導入する考えが出てきている。

こうしたカビの生えた「意地の張り合い」は、新型コロナ禍では、デメリットしかない。


2018・19年髙橋遥人、全登板成績

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