昨日、今日と関西独立リーグの公式戦を見に行った。

独立リーグの中でもひときわ特異な存在であるこのリーグが、新型コロナ禍で、どのように生き残りを図っているのかを知るためだ。

リーグの代表や、各チームの経営者にも話を聞いた。意外なことだが、4チームで「瀕死の状態」のチームはないようだ。もともと観客動員が極めて少ないため、試合がなくなっても、球団売り上げにあまり響かないのだ。
このリーグだけでなく、独立リーグはすべてスポンサー収入が経営の最大の柱だ。だから経営者は、試合がない中でもスポンサーを引き留めることに力を注いでいた。

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また選手のモチベーションの維持にも苦心していた。

昨日の兵庫対堺は無観客、今日の堺対和歌山は有観客だった。

100人程度とはいえ、お客が入ったスタジアムを見るのは本当に久しぶりで、感慨深かった。

堺シュライクスは、大阪府コロナ追跡システムを導入しているので、入り口で観客の登録をして、有観客にすることができるのだ。

しかし大声を出すことはできない。日本の客はお上の言うことに従順なので、手をたたく程度でおとなしく観戦していた。ヤジは全くなかった。

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ただベンチの選手はいつもと同じように大声を出していた。これは、ちょっと危ないのではないかと思った。
北海道の独立リーグはすでに始まっているようだ。2チームだからなかなか単調だろうが、これも見に行こうと思っている。

こういう形で野球が始まっている。このまま何事もなく進むのか、それともクラスターが発生して逆戻りするのか。

観戦者が増えて、多少感染者が出てきても、もう後戻りはできないようにも思う。
なんにせよ、久々の野球観戦。場内に売店はないから、ビールはしばし我慢だが、引き締まった試合を満喫した。


2018・19年髙橋遥人、全登板成績

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