この10年の間に、投手陣は大きく変貌した。

横浜時代の尾花監督には明確な方針はなかったが、中畑監督を経てラミレス監督は明確な方針を打ち出している。

100イニング以上の投手を中心に

De-2010P
(大家修正)

1000イニングを投げた投手はいない。端的に言えば三浦大輔が衰えて以降、エースは不在だった。



ラミレス監督は、毎年「使える投手」を先発で使った。山口俊のあとは井納、今永、石田、濱口らを使いまわした。一本の投手にまかせるのではなく、使える投手を起用し、ダメになれば休ませる。また、救援で使う。柔軟な起用法だった。

むしろ重視したのは救援投手だった。山口の後、山﨑康晃というめったにいない優秀なクローザーを得たことで起用法が固まった。



先発と山﨑の間に、三上、田中、エスコバー、パットンなどこれも「使える投手」を適宜起用し、試合を創ってきた。

山﨑は5年間フルで働いてきた。どこまで続くか気がかりだが、彼が投の中心という時代はしばらく続くのだろう。


2018・19年髙橋遥人、全登板成績

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