無観客試合でシーズンが開幕して1週間。なかなか良いのではないか、と思い始めている。

多くの球場では、選手の出囃子や、場内放送は有観客試合と同様だが、それ以外は球場の音をそのまま流している。

前にも書いたが、これがいい。打撃音や捕球音が、素晴らしく響いてくる。投球が捕手のミットを叩く音は、速球と変化球では違うし、安打と凡打でも音が違う。
春季キャンプでもこういう音を聞いているが、マイクを通して聞く音はまた違う。マイクの作用だろうが、NHKなどは残響が「ギュルルル」みたいな音に聞こえる。誠に小気味よい。

それにベンチからの掛け声も良く聞こえる。ほとんどポジティブな声だけで、相手チームをけなすようなヤジはない。少年野球の指導者はよく聞いてみるべきだ。

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どうせ無観客の試合はもう2週間ほどで終わるのだから、このまま「歓声なし」を楽しみたいと思うが、球場によっては、いらざる演出をしている。

東京ドームでは、巨人の攻撃の時に、球場で録った応援の音を流している。少しでも「あの雰囲気を」ということだろうが、邪魔なだけだ。私は今の「応援の音」は、全部嫌いだが、それでもリアルな応援は、打者や状況によって変化する。「かっとばせ」とやっていた応援が、打者の凡退で急にしゅんとなって消えて行ったりする。
しかし、当たり前の話だが、録音はずっと同じ調子だ。本当にただの賑やかしに過ぎない。何より打撃音や捕球音が聞こえなくなるのが残念過ぎる。

ロッテの吉井理人コーチも「ああいう効果音はいらない」と言っていたが、あれはよくない。

「何でもいいから大きな音を出して賑わいを作りたい」というのは、あまりにも低レベルだろう。野球ファンは「無観客」の良さに気付き始めているのだから、刺身にケチャップを塗るようなくだらない気配りは、無用にしてほしい。


2018・19年髙橋遥人、全登板成績

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