昨日から岩手県で高校野球の代替大会が始まっている。
岩手県は今に至るも感染者「0」である。こうなると最初の感染者が出ればどれだけ叩かれるか、と思ってしまうが、日本一安全な県で高校野球が始まったのだ。

地域によっては1試合だけするところもあるが、岩手はトーナメントで優勝を決める。
強豪校の専大北上も登場した。NHKなどのテレビでも報道されたが、意外なことに専大北上は7-8で水沢商に負けた。1-8から終盤に6点取ったが追いつかなかった。

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水沢商は甲子園経験なし。初戦敗退が続いていたチームだ。これが甲子園の予選だったらえらいことだが、専大北上の選手は試合後、笑顔だった。
「せっかくお前らのために試合をしたのに、負けて笑うとは何事だ!」と頭の悪い大人は言うかもしれないが、これでいいのだと思う。

理不尽が続いて高校球児は、活躍の舞台を奪われた。代替大会は「せめて最後の試合を」という配慮ではあるが、しょせんは「気休め」である。真剣勝負に徹することはできないだろう。
高校球児だって、次のことを考え始めている。

この代替大会で「一戦必勝」を考えた用兵をする指導者は、馬鹿だと思う。もう3年生たちの「甲子園」は終わったのだ。彼らの前途の邪魔にならないように、3年生全員に「引導を渡す」ための試合にすべきなのだ。

最近、いろんなメディアに高校野球の原稿を書いて、今の日本には実態と何の関係もなく、甲子園を神聖視する大人がものすごく多いと感じている。
彼らは、野球の将来のためにはなっていない。ありもしない「理想の高校野球」を声高に叫ぶことで、高校野球の可能性を逆に狭めている。

代替大会では、みんな楽しんで野球をしてほしい。監督は怒鳴ったり、理不尽な選手交代をせず、黙って選手を見つめてほしい。


2007~2019の打者 vs 2020年の打者/10試合終了時打率比較・セ・リーグ

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