サンスポ
静かに! 甲子園で観客の野次に球審が注意

これも応援席の騒々しいバカ騒ぎがなくなったことで、露見したことではある。

八回、ヤクルトの代打・広岡が打席に立つと、三塁側ベンチ近くの最前列の観客から、しきりに大声が浴びせられた。阪神・岩崎が2球目を投げる前にタイムをとると、飯塚球審が観客席に向かって注意した。

以前にも書いたことがあるが、廣岡大志は大阪市阿倍野区、昭和町近くの「廣岡精肉店」の息子だ。私は近くに住んでいた時期があり、ここの名物のコロッケをよく食べた。マンションのすぐ下の階には、少年野球のチームメイトが住んでいた。

廣岡はここから奈良の智辯学園に進んだ。1年先輩には巨人の岡本和真がいた。広岡は岡本と中軸を打っていた。この時期に私は良く試合を見た。
廣岡は中学時代に父親を失っている。親父さんも私は知っていたのでちょっとショックだった。
苦労しながら野球を続け、ヤクルトに2015年ドラフト2位で入団。昨年は開幕41打席連続無安打という不名誉な記録を作ったが、そこから立ち直った。

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今季は、エスコバーという大物が入団したこともあり、まだ14打席しかたっていないが、エスコバーのピストルぶりが露見しつつあり、今後が期待される。

三塁側ベンチからのヤジは、ひょっとすると少年時代の廣岡を知る人からだったかもしれない。小さいころから目立つ野球少年であり、私の周囲でも廣岡を知る人は多い。

今の観戦ルールでは大声を出してはいけないことになっている。阪神ファンのマナーの悪さは、昔からのことではあるが、風船を膨らますことができなくなって駄々をこねたのかもしれない。

絶品のコロッケを食べさせてもらっただけの誼ではあるが、廣岡には頑張ってほしい。


2007~2019の打者 vs 2020年の打者/10試合終了時打率比較・セ・リーグ

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