朝日新聞
大相撲7月場所7日目の25日、不要不急の外出を禁じる日本相撲協会の新型コロナウイルス感染予防ガイドラインに違反したとして、東前頭5枚目の阿炎(あび)(26)=本名・堀切洸助、埼玉県出身、錣山(しころやま)部屋=が休場した。協会によると、阿炎が協会外部の数人と会食したため、休場することが決まったという。
よく知られているように、相撲部屋には朝食はない。本場所がない時は朝稽古の後に「ちゃんこ」と称するボリュームたっぷりの昼食をとる。鍋が多いが、焼き肉、ステーキなども食べる。
夜は若い衆のために軽い料理を作ることがあるが、外食をする力士が多い。「たにまち」が連れていくこともあるし、関取衆が若い衆を連れていくこともある。

本場所中は、昼は軽食、弁当など。取り組みがあるので重い食事は摂らない。相撲部屋では夜に「ちゃんこ」を出す。しかし、外食をすることも多い。「たにまち」が連れだすこともある。

お相撲さんの食生活で「外食」に占めるウエイトは一般人より大きいのだ。これは野球選手も同様だ。
感染拡大防止のために、自粛する必要があるとはいえ「外食すべて禁止」は、酷だし、不可能だろう。
本場所がはねた後、1~2時間程度会食をするくらいは、セーフなのではないか。

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阿炎は「協会外部の数人と会食」したとのことだが、おそらくは普通の「会食」ではないだろう。接客、濃厚接触を伴う「会食」、つまり水商売の店で騒いだのではないだろうか。それを「文春砲」あたりに見つかって記事になる可能性があるのではないか。
このお相撲さんは、SNSでバカな投稿をしたり、講習会で爆睡したりして、親方衆をひやひやさせてきた。日ごろからにらまれていたのだろう。

端的に言えば、今、夜の街で会食をしても、違法でも何でもない。政府は「気を付けて」というだけで、規制していない。だから、阿炎がお姉ちゃんとイチャイチャしようが、とがめだてされる筋合いはないのだ。

プロ野球選手は月に1回PCR検査を受けている。すでに2回目を終えたはずだが、陽性者は出ていない。であれば、夜、外で食事をしただけでとがめられる筋合いはない。

ではあるが、それでも気持ちの悪い話なのは事実だ。ただの「外食」が、リスキーに見えてくるのだ。消費も冷え込んでしまう。
そういう空気が日本中に流れているのは、政府が「気を付けてください」といいながら「GoTo」をやるような、矛盾した政策を続けているからだ。
政府が日本中を気持ちの悪い「ダブルスタンダード」にしてしまっているのだ。


2007~2019の打者 vs 2020年の打者/10試合終了時打率比較・セ・リーグ

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