共同
米大リーグ、マーリンズが新型コロナウイルスの感染拡大により本拠地マイアミで27日に予定していたオリオールズ戦を中止したと、スポーツ専門局ESPN(電子版)が同日に報じた。新たに選手8人とコーチ2人の計10人の感染が確認されたという。
チームでは26日に先発右腕ウレーニャや捕手アルファーロら4選手の感染が確認され、遠征先のフィラデルフィアからの移動を延期している。


マーリンズがプレーしたシチズンズバンク・パークで27日予定されていたフィリーズ対ヤンキースの試合も中止が決まった。

感染防止に関して、日本人とアメリカ人のスタンダードは異なると考えられる。MLBの選手やスタッフが日本人と同じように四六時中マスクをして、こまめに手洗い消毒をしていたかどうか。

フロリダ州の感染者は40万人を超えている。この州だけで日本の累計感染者数の13倍である。

40人枠の選手のうち12人が陽性になった。マイナーリーグは閉鎖されているから、傘下の選手はすぐに試合ができる状況とは限らないだろう。FAの選手をかき集めることはできるが、チームそのものが崩壊している。クラスターが発生したといってよい。

中止は現時点では限定的かもしれないが、さらに感染が広がる可能性はある。チームそのものがペナントレースに参加できなくなる可能性もある。また、他のチームに波及する可能性もある。

MLBは2日に1度全選手、スタッフのPCR検査を実施ているという。実際はその通りにはなっていないようだが、どんどん検査をすれば各チームに陽性者が出て、脱落するチームもできてくるだろう。

カリフォルニア州の感染者数は46万人に迫りつつある。ニューヨーク州を抜いた。大谷翔平のエンゼルスやドジャース、アスレチックスの周辺でも感染は拡大している。市中感染が広がっていると考えられる。これらのチームも試合ができなくなる可能性はあろう。

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シーズンが途中で中断する可能性もでてきたのではないか。

世界一感染者数が多いアメリカで、プロ野球の試合をするのがそもそも無謀だ、ということになるのではないか。


2007~2019の打者 vs 2020年の打者/10試合終了時打率比較・セ・リーグ

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