新型コロナは間違いなくぶり返してくるとは思っていたが、こんなに早いとは思わなかった。コロナウイルスは夏には弱まると聞いていたからだ。

連続する1週間の陽性率、東京都、大阪府、神奈川県、福岡県
5月から7月末まで

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福岡と神奈川の数字が暴れているのは、検査数が少ないからだ。
大阪は感染者0の日が続いて、陽性率は1%を割った時期が続いたが、ついに東京都を抜いてしまった。

結局、経済活動を何の但し書きもなく再開させたことで、主として新幹線を使ってウイルスが全国に広がったということだろう。

GoToによって、新幹線の走っていない地域にまで、くまなくウイルスがふりまかれるだろう。それに対して政府は、追加の布マスクを配布するつもりだったのだから、目を覆うばかりだ。

今の総理は、コックピットで操縦桿から手を放して昏睡している感がある。副操縦士が何とか飛ばしているだけで。
退陣してもらって、医療の専門家も閣僚に加えた救国戦線を設立すべきだと思うのだが。

しかし、今に至るも新型コロナを完封しているのは台湾くらいで、他の国はそろって感染者が増えている。どんな対策を取ろうと、結局、この段階でCOVID19を抑えることはできないのだろう。

人間の悪あがきを知らぬげに、このウイルスは人類という圃場に種をまいていく。あとは共存しかないのだと思う。

しかし、だからと言って新型コロナウイルスは風邪と同じで気にしないとか、新型コロナの死者よりも、困窮して首を吊る人が多くなるとか、普通の風のほうが死者が多いとかいうのは、乱暴な意見だろう。それをせんじ詰めれば「人間はどうせ死ぬんだから、新型コロナで死ぬことを特別視するな」ということになりそうだ。そうではない。人間は新たな疾病に対して、できるだけのことをすべきだ。そうでないと、これからやってくる「パンデミック時代」を生き抜けない。

今後は「感染者が増えた」といって騒ぐのではなく、どんどん陽性者を見つけ出して手を打つことだろう。
陽性者の判定をされればたとえ無症状でもほとんどの人の活動は大幅に制限される。命の恐れのない大部分の若い陽性者をできるだけたくさん見つけて、彼らを動かないようにすることで、老人や基礎疾患のある人への感染を止めることが大事だろう。そのためには、陽性者をとにかくたくさん見つけることだ。
そして命に別条のない無症状、原則外出禁止にして、定期的に検査を受けさせることだろう。例えばABCなどでランクを付けて、軽いA患者は「在宅」でOK。リモートワークも可能だが、人と接触できなくして、毎週検査を受けて陰性になればそれを解除する。BCへと移行の兆しがあれば、すぐに入院させる、などの態勢がよいのではないか。

今でも発熱や症状があっても、PCR検査が受けられないという苦情がたくさん出ている。そういう人に患者のレッテルをいち早く貼らないと、感染防止はできない。
これからは、いかに多くの陽性者を見つけるかが焦点になるのではないか。そして医療のひっ迫を防止するために若いA患者、無症状、軽症者は在宅療養にする。

そうするうちに、陽性者数も陽性率も減ってくるのを待つしかないと思うのだが。

今回のデータは以下からDLできます。

http://p01.work/0/連続する1週間の4都府県の陽性率の推移0730




2007~2019の打者 vs 2020年の打者/10試合終了時打率比較・セ・リーグ

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