元首位打者で、ホークス史上最多の198安打も打った素晴らしい打者が控えにくすぶっているのは、ホークスの層の厚さの象徴のように思ったものだ。

今季はデスパイネ、ぐらシアルが欠場したこともあり、開幕からレギュラー。広島の堂林とともに「昔の顔復活か」と思ったのだが、右わき腹筋の挫傷でファーム落ちしていた。

2年ほど前、ファームの試合で長谷川をよく見ていた。この人は本当に「打撃の職人」だと思った。ある試合では、右手をぐっと突き出すそぶりを何度もしていた。おそらく「壁を作る」ことを意識していたのだろうが、すべての打席でそういう動きをした。別の試合では、踏み出す足の位置にこだわり続けていた。

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キャリアSTATS

Yuya-Hasegawa


専修大から大学社会人5巡目で入団。安打製造機、選球眼も良いシュアな打者として台頭し、2013年には大活躍。

しかしこのころから外野のポジション争いが激しくなる。柳田悠岐、中村晃、上林誠知と左の強打者、巧打者が台頭。これに内川誠一などもいる中で、故障もあって影が薄くなっていた。
他球団に移ればレギュラー間違いなしであり、宝の持ち腐れという評価もあった。

今年12月には36歳。もう一花というところだったが。

スポニチ

長谷川は7月7日に右脇腹の筋挫傷のために出場選手登録を抹消され、福岡県筑後市のファーム施設で調整を続けた。同28日のウエスタン・リーグ、阪神戦で実戦復帰したが、同31日に微熱が出て、8月1日にPCR検査を受け陽性判定が出た。この間はファーム施設と自宅の往復のみで外出、会食などへの参加はないという。

独立リーグは四国も、BCも、関西独立も感染者が出ている。いずれも1人で、リーグは試合を一時中断して対応している。
Jリーグでも感染者が出ている。NPBで開幕後、感染者が出なかったのは、むしろ運が良すぎたというべきだろう。長谷川勇也を責める馬鹿が出てくるだろうが、彼に責任がないのは言うまでもない。

感染拡大が続く中、感染者は珍しいものではなくなってくるはずだ。球団、NPBはここから経験値を高めてほしい。



2007~2019の打者 vs 2020年の打者/10試合終了時打率比較・セ・リーグ

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