日刊スポーツ
ソフトバンクのデニス・サファテ投手(39)が8日までに自身のSNSを通じ、現役引退を示唆するコメントを発表した。

18年に手術した右股関節の再診療、治療のため米国に一時帰国している右腕は「手術が必要なことがわかった」と再手術の可能性を明かし「ショックを受けましたが、私は20年間野球を続けてきて、もうすぐ40歳になる。神様は私により良い計画を用意してくれてるのかもしれない」と現役引退をにおわせた。

契約は2021年までだが、これも打ち切りになるのだろう。

キャリアSTATS

Sarfate


ドラフト9巡目、全体268位で2001年にブリュワーズに。先発投手だったが6年かけてMLB昇格もぱっとせず。救援に転向して2008年はオリオールズで57試合に投げる。
2008年時点での評価は「球は速いがノーコン」。変化球はほとんどなく、荒れ球だった。
マイナーの成績を見ても、四球がやたら多い。

FAとなり、広島と契約。見違えるような制球力になり、活躍した。当時の広島、大野豊投手コーチの功績だろう。ただしこのころから鼠径部を痛めてたびたび戦線離脱した。

西武でも好成績を残したののちにソフトバンクへ。ずば抜けたクローザーとして君臨。3年連続最多セーブ、2017年はNPB記録の54セーブを記録。MVPを受賞。
ただ、日本シリーズ第6戦で3イニングスを投げたのが非常に気がかりだった。

以後、股関節の障害に悩み、本格的に復帰することなく引退。通算234セーブ。あと16で名球会入りだった。

今年のソフトバンクの春季キャンプでブルペンに入って2~3球だけ投げた。その場に居合わせたが写真を撮ることができなかったのが悔やまれる。その時の写真。

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残念ではあるが、これぞ完全燃焼ではあろう。MLBなら「58」は永久欠番だが。


2007~2019の打者 vs 2020年の打者/10試合終了時打率比較・セ・リーグ

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