8月31日に76歳で息を引き取った。

アメリカの男性の平均寿命が76歳だから、若死にということではないのかもしれないが、多くのファンがショックを受けるのではないか。私は何人かのMLBファンの顔を思い浮かべた。

1944年生まれ、木俣達彦や安仁屋宗八、山下律夫、八木沢壮六などと同い年。

南カリフォルニア大学時代から注目される投手で、1965年ブレーブスにいったんドラフトで指名されるが無効となりメッツに入団。
1967年にはメジャーデビューした。キャリアSTATS

Tom-Seaver


デビュー年に圧倒的な成績で新人王、1969年には25勝で最多勝。チームの初優勝の立役者となる。本来ならMVPに選ばれるべきだが、MLBではMVPは野手という傾向が強くジャイアンツのウィリー・マッコビーに、シーバーはMVP投票2位、サイヤング賞に。
以後も圧倒的な成績を残し続け、サイ・ヤング賞3回。

1977年6月に衝撃のトレードでレッズに。
翌オフには、日米野球で日本に来ている。私が見た試合では登板はなかったが、ピート・ローズ、ジョニー・ベンチとともに注目の的だった。

大阪球場で買った選手名鑑

Reds


右下がシーバーだ。

レッズ時代からは下り坂ではあったがメッツ、ホワイトソックス、レッドソックスと投げて通算31勝を挙げた。

正統派右腕であり、三振を奪えるパワーピッチャーだった。ぐっと沈み込んだフォームから伸びのある速球を投げた。江川と同じように右膝のあたりに土がついていた。

昨年、家族が認知症を公表。以後、表舞台には出ていなかった。日本ではこのくらいの年齢なら、メディアで活躍する人はたくさんいる。早すぎるという一語だ。

ショッキングな逝去ではあった。



先発全員打点チーム/暫定版

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