これ、日本のファンにとっては「夢」みたいなものだ。
過去にも「一線級の投手」はいた。野茂英雄、伊良部秀樹、松坂大輔、黒田博樹、田中将大、みんな規定投球回数に到達して、そこそこの成績を上げて、多くはオールスターにも選出されたが、投手の主要タイトルを獲得したのは、野茂英雄が2回とダルビッシュ有が1回、最多奪三振を取っただけだ。
最多勝も防御率1位も縁がなかった。
セイバー的にはたいして意味はないかもしれないが、その年の「リーグのエース」という称号は今も勝ちがあるだろう。
現時点でのダルビッシュは、ナショナル・リーグの各部門ランキングでこうなっている。
最多勝、最多奪三振、に加え防御率でも1位ある。しかも投球回数もリーグ1位。どこから見ても文句のつけようのない「リーディング・スターター」であろう。
昨日のカーディナルス戦はマット・カーペンターに一発を打たれただけ、あとはパーフェクト。いろんな球種を投げたが、特にツーシームは変化が大きく、手が出ない印象だった。
たまたま調子が良くて勝っているわけではなく、投手として進化してこうなっている。それがすごいところだ。
ただMLBは今月末でおしまい。カブスはあと22試合しかない。ダルビッシュの登板は最大で5回程度。フルシーズンだったらどんなにすごい成績か、と思ってしまう。
先発全員打点チーム/暫定版
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