この人は存在自体が「事件」であり「話題を振りまくこと」≒「生きること」になっている。
身体能力の高い野球選手だった時代から、その身体には天ぷらの衣のような「話題」がまとわりついていた。
私には、それがかえってこの選手の「真価」を見えにくくさせてしまうと思っていた。

キャリアSTATS

Shinjo-Tsuyoshi


阪神時代は自信喪失して阪神退団を表明したこともあったが、レギュラー外野手として活躍。
しかしながら成績的にはぱっとせず。阪神ファンの支持が強く、オールスターに選ばれた。

イチローとともに野手として初めてMLBに挑戦したが、バリー・ボンズと「つれ」になるなど話題性こそ振りまいたが、ここでも中途半端な成績に終わった。

日本ハムでは、北海道に移転して浮ついていたチームのまとめ役として一定の役割を果たした。

日本シリーズを自分の引退試合にしてしまったのはいただけなかったが、要するに終始話題先行、実力よりも人気がずっと先行した選手生活だ。

しかし彼が注目されたのは「変な野球選手」だったからだ。引退して野球をしなくなると「変な人」になってしまう。タレントとして弁が立つわけではなく、非常識な行動だけが目立ち、メディアでも持て余すような存在だった。

NPBへの再挑戦をたびたび口にするが、知人に財産を持ち逃げされ、生活に窮して何らかのたつきの道を求めていろいろ言っているのだろう。

新型コロナ禍で、率直に言えば古巣の阪神や日本ハムにとっては、迷惑な存在なのではないか。


先発全員打点チーム/暫定版

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