日本高野連は毎年5月末時点での加盟校数と登録選手数を発表するが、今年は7月末時点となった。

昨年の段階で14.3万人だった硬式野球部競技人口は、今年、13.8万人まで減少した。
調査を始めた1982年からの学年別の野球競技人口

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青色の1年生部員の推移に注目していただきたい。10年ほど前までは、1年部員が飛びぬけて多く、2年、3年と減少していた。
これは何を意味するか?少し前までの高校野球部では、新入部員を練習などでふるいにかけて「できない子」は、やめさせていたのだ。そのために2年次に部員数がかなり減少していた。
しかし少子化とともに学校側は生徒数を確保するため、指導者に「やめさせるな」と命じるようになった。そのために野球部員の「継続率」は高くなっている。

しかし1年生の部員数はどんどん減少している。高校野球の場合、途中から入部する生徒はほとんどいないから、1年部員の減少は、そのまま高校野球の今日人口の減少につながっている。

新型コロナウイルス禍で、経済環境が悪化する家庭が増えると考えられる中、金がかかる高校野球の志望者はさらに減少すると考えられる。

来年、13万人を割り込む可能性もあるだろう。

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先発全員打点チーム/暫定版

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