昨年は、規定投球回数以上がパは6人、セは9人。パは一時期4人にまで減ったが、今季は現時点でセが4人となっている。
セ・リーグの投手起用を見ていこう。1試合当たりの投球回数が4.0回以上の投手を球団別に並べてみた。

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トータルでの話をすれば1人、2人の「エース」にぐっと寄りかかっているチームが多いということだ。

平均投球回が7を超える巨人菅野、阪神西、高橋遥、中日大野らへの負担がぐっと大きくなっている。これらのチームは「エース」が投げるときは7回以上、できれば完投してほしいと考え、それ以外の投手が投げるときは継投策で行くと決めているのだ。

昭和の時代にはよくあったスタイルだが、問題は「エース」と目された投手の負担だ。今、NPBでは1イニングを15球台で投げることができる投手は中日の大野などほんの一握りだ。
7回まで投げれば115球以上は投げてしまうことが多い。それが常態化すれば投手への負担は大きくなる。

MLBではエース、パフォーマンスの高い投手は、例外を除いて投げすぎないように気を付けて起用する。ダルビッシュなどがその典型だ。
しかしNPB、とりわけセ・リーグでは「一番いい投手に一番無理をさせる」のが常態化している。

広島などはエースの大瀬良が開幕から2試合連続完投したものの故障してしまったが、そういうリスクが高まっている。「エースの責任」とか精神論で乗り越えるのは無理だと思うのだが、特に今年は昔の野球に戻ったような印象がある。

今、4人しかいない規定投球回数に到達した投手は、全員、故障のリスクがあると考えてよいと思う。

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中日・ナゴヤ球場・ナゴヤドーム・シーズン最多本塁打打者/1950~1988、2007~2019

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