巨人の菅野は12連勝を逃したが、今季100イニングを超えた。ここ2試合、100球そこそこだったが、昨日の広島戦は125球投げた。
今季の菅野智之の戦績

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14試合に登板して12連勝。13QSは素晴らしい。
今季は120試合だから、最終的には150回前後、球数は2300球前後になるだろう。イニング数、球数ともに問題がある数字ではない。NPBでも年間3000球を投げる投手がいるし、MLBでは200回、3000球はエース級の最低限の数字でもある。

問題なのは1登板ごとの球数の多さだ。菅野は平均で112.9球。100球以上が12試合、110球以上が6試合、120球以上が4試合に上っている。

投手の疲労度を示すPAPは黄信号の10万をオーバーして13万6830だ。最終的には赤信号の20万に迫るだろう。

菅野は今オフにMLBに挑戦するという。そのためにここまでアピールしていると見る向きもあるだろうが、菅野智之はMLBにアピールする必要はない。これまでのNPBのトップクラスの投手からして、菅野は田中将大クラスの実績を上げるのは間違いないと考えられている。MLBでもエースになれるかどうかは別にして、先発2番手で安定感ある投球をするのは間違いないところだ。

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むしろ菅野に興味があるMLB関係者は、1試合当たりの球数がたびたび120球を超えることに冷や冷やしているだろう。すでに腰に故障があるが、肩やひじを痛めないか心配しているはずだ。

菅野がここまで頑張るのは、2013年の楽天、田中将大と同様、だれにも文句をつけられない成績を上げて世話になった球団を優勝に導きたいとの考えからだろう。

いわば「御礼奉公」だ。今季10月には31歳になる菅野が、そこまで無理をする必要があるのかどうか。


中日・ナゴヤ球場・ナゴヤドーム・シーズン最多本塁打打者/1950~1988、2007~2019

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