一昨日、サヨナラ安打を打ってロッテの井上晴哉がうれし涙を流したのはなかなか面白かった。

「なぜかわからないが涙が出た」とのことだったが、114㎏の純情はなかなかの見ものだった。
新型コロナ禍で、主力級の角中、荻野、菅野、清田らが次々と感染あるいは濃厚接触者になり、ロッテは22人もの入れ替えを余儀なくされた。

井上は「生き残った」選手のリーダー格だった。この日の楽天戦も苦戦だったが、クローザーのブセニッツを打ち込んでやっとこさで勝ったのだ。
劣勢の中での勝利が本当にうれしかったのだろう。

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千葉ロッテは新型コロナ禍で苦しんでいるが、世間は彼らの奮闘を応援する空気になっている。それは何といっても「感染した選手の責任を追及しなかった」ことが大きい。

球団側は会食などルール違反はなかったと言っている。一部メディアが岩下大輝が会食していたなどと報道しているから、今後、事態が変わる可能性はあるが、感染が発覚したときに「犯人探し」「責任追及」に動かなかった球団の姿勢が功を奏したといえる。

対照的に阪神は、違反行為があったことを公表し、グループのトップが「責任」を口にしたために社長の首が飛び、隔離中の選手、スタッフが制裁金を取られた。あたかも「感染が悪いこと」であるかのような措置によって、チームは委縮し、球団の管理体制にも非難の声が集まっている。

事件が起こった時に「事態の収束」を優先するか、「犯人探し」を優先するかでここまで社会のイメージが変化したのだ。

阪神球団は「一切の会食を禁止」したようだが、おそらくは悲惨なことになるだろう。
意識の転換を図るべきである。


中日・ナゴヤ球場・ナゴヤドーム・シーズン最多本塁打打者/1950~1988、2007~2019

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