10月後半から週末はずっと高校野球の試合を見ている。秋季大会のような大層な試合ではなく、地域のリーグ戦だ。
各学校の古びたグラウンドに1日中いて、野球を見ている。昨日などは4試合も見たが、別に嫌にはならない。基本的に野球が好きなのだ。

各校の監督は試合中にベンチにいるのだが、何人かの先生はなぜかときどきネット裏にやってくる。何をしているのかと思っていたが、建物の裏で喫煙しているのだ。電子タバコだから灰を落としたりしないし、煙も出さないが、それでも高校生や関係者に見えないところで喫っている。

少し前まで、ネット裏のドラム缶で各校の監督がタバコをくゆらせて談笑するのを見たものだが、時代は変わった。というか、風景が変わったという印象だ。

2202801_s


しかし独立リーグなどでは、試合前のベンチ裏で似たような風景をよく見かける。NPBでもキャンプではすぱすぱやってる選手や指導者がいる。
高校はともかく、野球界はまだ「喫煙」に対して緩い。新聞記者なども一緒に煙草を喫いながらネタを引き出しているのもよく見かける。

しかしながらこうした風景が、だんだん日常ではなくなりつつあることを、喫煙者は認識すべきだろう。
ある高校野球の試合では、ネット裏で喫煙していた若い指導者に、先輩と思しき年配の人が「お前、まだやめてないのか」と言った。若い先生は恐縮していた。
私は喫煙したことはないが、気を使いながら煙草を喫うのはセーフかな、と思う。
むしろ禁煙に成功した「元喫煙者」の方が、喫煙者に強く当たることがあるのだ。禁煙してみると、いろいろなことが違って見える。喫煙習慣がいかに良くなかったかも見えてくる。また「俺がやめたのに、こいつはまだ喫っていやがる」というやっかみもあって、ついそういう言葉が出てしまうのだ。

いつごろからかよくわからないが、喫煙は「日常」ではなく「非日常」になってしまった。街を歩いていて煙草の煙が流れてくると、何かよからぬことが行われているような気がして、その方向を見てしまうようになったのだ。

JR名古屋駅の太閤口のそばには、今では珍しい「囲いも何もない喫煙スペース」がある。灰皿がいくつか置いてあるだけだ。ここには愛煙家にとっては憩いの場所なのだろう。常に10人ほどの男女がたむろしている。地下街から這うようにやってきてもどかしそうに煙草に火をつけているお姉さんも見た。歩道まではみ出して「この一帯はタバコ喫ってもOK」の雰囲気を醸している。

名古屋に行くたびにこの風景を見てきた。昔は何とも思わなかったが、今は異様な風景のように思う。煙草の煙は地下街まで流れているが、そのうちこのスペースもなくなるのだろうと思う。


夢の打点王レース/中田翔・浅村栄斗vs11人の打点稼ぎ人

私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひコメントもお寄せください!

好評発売中!