徳島インディゴソックスは5人がNPB球団から調査書をもらっていた。取材をした手前、見に行こうと思って徳島まで行った。

毎年、ドラフト会議はテレビで見ているが、上位が終わればだいたいチャンネルを変えていた。

今回はつい2週間前にインタビューした選手や社長と一緒に結果を待つ。いつもとは全然違う感じだ。

5人の選手がずらっと並び、テレビを見る。とはいっても上位指名は可能性が低いから、最初の内は見ているだけだが、3位、4位と指名順位が下がっていくとともに緊張感が高まる。

アナウンスが球団名を呼び上げるたびに、カメラの砲列が選手に焦点を当てる。

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徳島としては育成指名ではなく、本指名を獲得したい。そして5人の内3人は指名を勝ち取りたい。

しかし不思議なイベントである。30人以上のいい大人がテレビを凝視するだけ。徳島インディゴソックスは調査書が5人来ているから、何回かは「やった!」となる予定だが、たった1人しかプロ志望届を出していない高校や独立リーグでは、たった1人をテレビの前に座らせて4時間近くもテレビを見ることになる。こういうのには慣れているから時間も楽しむことができたが、若者の運命をが決まる瞬間を今か今かと待つのは何とも言えない時間だった。

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結局、広島が行木(なみき)俊をドラフト5位で指名、巨人が戸田懐生を育成7位で指名。
南社長にしてみれば、豊作とは言えない結果ではあった。

お決まりのインタビュー、ほとんどが地元徳島のメディアだ。
「誰に最初に伝えたいか?」
「名前が告げられてどう思ったか?」
「独立リーグでは何を学んだか?」
「監督から言われて心に残っていることは?」
相変わらずの予定調和質問だらけだ。今夜は日本全国で、こんな空疎なやり取りが続いているのだろう。

私は南社長に「この間選手に話を聞かせてくれと言ったときに、今日指名された戸田と行木を紹介したが、この2人が有望だとわかっていたのか?」と聞いた。
それなりの答えが返ってきた。

新型コロナ禍でドラフト指名は激減するといわれていた。確かに本指名は少なかったが、育成を含めればトータルでは123人が指名された。

その分、今の選手が職を失うことになるのだ。



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