相内誠の退団については渡辺久信GMの「誠の場合は普通に戦力外ですよね。来季の構想から外れたということ」という言葉に尽きるだろう。

相内と言えば不祥事という感じだが、それを抜きにしてもそろそろ潮時という成績ではあった。

Aiuchi


入団時には、野球、投手の基本が身についていないということもあり、ファームでしっかり鍛えられた。
2年目からファームでは素晴らしい成績を上げるようになる。
2015年はまるまるファームで過ごしたが、12勝を挙げている。

しかし1軍では2018年に少しマシな成績を上げただけで、ほとんど実績を残せなかった。
8年目ということもあり、引導を渡されるのも仕方がないだろう。

その上に、不祥事が何度も続いた。養護施設で育ったという事情はあるにせよ、致し方ないところだ。
1軍で活躍できなかったのは、端的に言えば、自己管理ができていなかったからだ。
しかも、今年の事件は後輩の選手を巻き込んだ。周辺への影響を考えても引導を渡されるのはやむを得ないところだ。

しかしながら野球をやめた後は、格闘家に転向するといっている。キックボクシングの心得があるようだが、格闘技もずいぶんなめられたものだと思う。

昔であれば格闘技はボクシング、レスリング、キックボクシング、プロレスなどのジャンルがあったが、今はいろいろな団体やカテゴリーがある。入団へのハードルは低くなってはいる。しかし、なかには実質的な反グレ集団のような団体もある。
今の相内に声をかける格闘技団体の中には、たちがよくないものもあるだろう。

相内は結局「していいことと悪いこと」の判別が難しかったのだと思う。まずは、一般社会の常識を学ぶ方が先ではないのか。

やめても「元西武選手」という肩書はついて回る。堅実な道を歩んでほしいと思う。


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