朝、新潟から大阪経由で広島に向かった。今季のNPBのすべてのチームの試合を観戦することにしていたのだが、その最後の2チーム。広島と巨人を見るためだ。
坂本勇人はあと3本で2000本安打である。2試合見るつもりだから、その間に達成される可能性はかなり大きい。昔はこういうメモリアルな記録が出そうな試合にわざわざ駆けつけていた時期もあるが、今はそこまでする気はない。たまたまそうなっただけだ。

2000本安打が出る可能性がある試合を見ていた経験は、これまで2回ある。1回目は1987年5月、当時南海にいた加藤秀司のときだ。あと1本くらいの試合を見た。ゴールデンウィーク中の阪急戦で、大阪球場には珍しくお客が詰めかけて、一塁側の席に入ることができず、三塁側の内野席で見ていた。当時の加藤はすっかり衰えて、振り遅れのファウルが三塁側にいくつも飛んできて、私の席のそばに落ちた。
当時のパ・リーグは、ファウルボールは球場係員に返さなくてはいけない決まりだったので、誰も取りにいったりしなかった。しかしこの日、加藤の安打は出なかった。

今年になって加藤秀司さんと話す機会があったが、ずいぶん太って、体を動かすのも大儀そうで、ちょっとショックだった。

もう1つはこれも5月。2018年のことだ。ソフトバンクの内川聖一があと1本になったオリックス戦を見た。内川はプレッシャーからか、ずっと不振でこの日も無安打だった。よく考えてみれば、どちらもホークスの選手、本拠地の試合であいては阪急ーオリックスだ。そしてどちらも期待外れに終わった。

IMG_2964


今回はマツダスタジアムでの広島ー巨人戦。優勝が決まった後の消化試合だが、それなりのバリューはあるだろう。ただ、別に打たなくても構わないと思って試合を見ようと思う。そう思う方が打ちそうな気がするからだ。



夢の打点王レース/中田翔・浅村栄斗vs11人の打点稼ぎ人

私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひコメントもお寄せください!

好評発売中!