前のブログでも書いたが、新型コロナ禍は、日本でも間違いなく「第3波」に突入しそうだ。

恐らく、陽性者数は日本全体でも、各地の都道府県でも新記録を更新することになるだろう。

半年前の基準で行けば、緊急事態宣言が発出され、学校も企業もクローズされ、社会の活動は停止するはずだが、おそらく、そうはならない。企業や店舗もこれ以上活動を停止すれば死んでしまうし、社会の忍耐もこれ以上は難しい。

GoToトラベルなどの政府の施策は経済の復興に寄与しているが、同時に感染拡大の一因になっているのも間違いないところだ。

結局、陽性者数が日に日に増え続けるのを横目で見ながら、心配しながら経済活動を続けていくことになるだろう。

私は今年、春夏の甲子園ができなかった高校野球は、秋からの感染拡大で翌年も無理ではないかと考えてきたが、秋季大会は全国で行われている。観客数は制限されているが、元々観客は少ないので大きな混乱なく試合は消化されている。

NPBも半分以下という観客動員で、何とかシーズンを終了することができそうだ。ポストシーズンも何とかなりそうな様相だ。

野球はオフシーズンに入るから今後の感染拡大の波もあまり被らないかもしれない。

しかし、問題は「春以降」だ。前述のように、おそらく「第3波」は、これまでの陽性者数の記録を更新するだろう。今で1日1000人だが、最悪の場合1万人に上る可能性もあるだろう。
かつてない未曽有の事態に直面して、社会が混乱する可能性は決して小さくない。

2月の春季キャンプに向けて、私は宿を予約したが、先日、宿からは「新型コロナ陽性者の隔離施設になったので他のホテルにしてほしい」との連絡もあった。キャンプが例年通り実施できるかどうかもわからない。非公開になる可能性もあるだろう。

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ポイントは「感染を防止すること」ではなく「感染者がそこらじゅうで出る中で、いかに野球をするか」ということになろう。
今季のNPBは、総体として新型コロナによく戦っていたといえるだろう。最後まで気を抜かなかったことは高く評価したい。

100年前のスペイン風邪も終息までに2年以上かかったのだ。我々はその覚悟で臨むしかない。


夢の打点王レース/中田翔・浅村栄斗vs11人の打点稼ぎ人

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