巨人の正捕手と言えば小林誠司。偉大なる先代阿部慎之助の後釜に座るには、家賃が高すぎるといわれたが、それでも何とかこなしていたのだ。

私が小林はいいな、と思ったのはまずキャッチングの安定感だ。キャンプのブルペンなどでよく見たが、ミットさばきの巧みさと安定感では群を抜いていた。
この捕手なら投手の制球力は何割かは向上するだろうと思った。

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キャッチングの姿もよいし、リードも巧み。菅野とは名コンビだった。そのうえで肩はリーグ屈指だった。

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言うまでもなく最大のウィークポイントは「打撃」だった。2割ちょぼちょぼしか打てないのでは、打撃で貢献することはできない。

ありていに言えば、小林の守備のアドバンテージは「他の捕手よりちょっといい」という程度だった。しかし打撃については「打てる捕手よりもすごく悪」かったために、守備では見劣りしても結構打てる捕手が出てくると、指揮官は「替えたい」という気になる。

大城という捕手が台頭してから、原監督は大城と小林を併用しようと考え始めた。
今季の大城は打率.272、9本塁打。小林が一度も達成したことのないレベルの数字だ。

それでも小林が怪我をしなければ、原監督は半分は小林で行ったと思うが、たまたま試合に出られない怪我をしたために「仕方なく」大城や岸田を使ってみて、そして何とかなってしまったのだ。

小林誠司のことを原監督は「選手じゃない」と言ったという。こういう非情な物言いは嫌いではないが、捕手小林の扱いがにわかに難しくなった。
守備固めには、小林によく似たタイプの炭谷がいる。トレードと言っても「打てない捕手」は貰い手が少ない。
小林は、巨人のような強いチームにいてこそ真価を発揮するタイプでもある。今年の蹉跌は非常に痛かったといえよう。

いろいろ気の毒だったが、私はこの選手が好きなので、何とか再起してほしい。


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