少し前まで、ドラフトの前になると、特定の選手が「僕は巨人以外行きません」と言い募ったものだ。
古くは江川卓から元木大介までいろいろいるが、現役では、日大の長野久義が2006年に日本ハムに指名されて入団拒否、Hondaに進み2008年にロッテに指名されるが拒否し、「巨人以外行かない」と宣言して2009年巨人に入団(修正)。

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2010年の澤村拓一も、事前に巨人志望を表明し「相思相愛」と安物メディアが報じる中、巨人が単独指名をして入団。

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2011年には原辰徳監督の甥の東海大、菅野智之が巨人単独指名での入団を希望したが、日本ハムも1位指名してくじ引きで交渉権を獲得。祖父の原貢が「人権蹂躙」と憤慨する中、菅野は1年浪人し、翌2012年「相思相愛」で巨人に入った。

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3人とも主力選手として実績を残したが、長野は成績が衰えるとともに丸佳浩のFAに伴う「人的補償」として広島に移籍。

今年は澤村拓一が、シーズン中にロッテにトレードで移籍した。

ともに新天地で水を得た魚のような活躍だ。11月4、5日にマツダスタジアムで見た長野は、ひときわ大きな拍手の中で打席に立ち、大活躍していた。

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そして今オフには菅野智之がMLBに挑戦の意向と伝えられている。

ドラフト制度の主旨を棄損してまで「憧れの巨人」に入ったスターが、心ならずも他球団に移ったり、巨人からの退団を志向したりしている。

かつて「巨人」と「他の11球団」は、待遇でもステイタスでも天地の違いがあった。巨人の選手は毎試合地上波テレビに出たが、パ・リーグなどは夜のニュースでも映像が出なかった。
しかし今、巨人は12分の1であり、どうしても「巨人出なきゃヤダ」というアマ選手はほとんどいなくなっている。

くじ引きに弱い巨人には大物選手はあまり入団していない。かつては「ドラ1でも入団したくない」チームの代表格だったロッテに2019年最大の目玉の佐々木朗希がすんなり入団した。

今後は「巨人でなきゃ」は死語になるのだろう。


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