原辰徳監督は、試合後、巨人ナインに言ったんじゃないか?それくらいの差を感じた。

千賀は立ち上がりからやや制球が悪かった。巨人ナインは例のお化けフォークに手を出さないように気を付けていたようで、球数がやや嵩んだ。
しかし、千賀にはすごい球がたくさんある。160㎞/h近い速球が絶妙のコースに決まり、巨人打者は圧倒された。甲斐が会心の笑みを浮かべていたのが印象的だった。

菅野智之は、千賀滉大に比べれば見劣りした。とにかく速球の勢いが違う。2回、短期シリーズに強いグラシアルが安打で出ると、栗原が右翼に本塁打。あっさり先制した。
栗原は今年レギュラーになった選手だから、菅野との対戦はこれまでなかったが、怖気づくことは全くなかった。
2打席目以降も余裕をもって菅野の投球を見て、二塁打を2本。ボールの見逃し方が素晴らしいと思った。

グラシアルと栗原で菅野から5安打。他に安打を打ったのはデスパイネだけだったが、打順の周りが良くて4得点を挙げることができた。

巨人打線は千賀の前に散発3安打に終わる。3四球と制球は良くなかったが、気おされている感じがあった。

原監督は2番手に戸郷を送る。経験が浅い戸郷に「大舞台の雰囲気」を経験させたのかもしれないが、明日は5勝の今村が11勝の石川と対戦する。正面から戦っている印象がない。
ソフトバンクに引け目を感じているようで、理解に苦しむ。

Score1121


シリーズの目玉の一つだった「周東の足」を見せつけることができたのはこれもソフトバンクには収穫ではあっただろう。
モイネロも3三振。巨人打線を蹴散らした。

巨人の救いは、森唯斗から1点を挙げたことだろう。明日、さらに森を攻略できれば、ソフトバンクは以後、クローザーを使えなくなる。そうなれば、多少とも巨人に「目」も出てくるが。

トータルで見れば「格が違う」という印象だった。


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