東スポ
中日にビジョンはありますか? 〝サイン保留〟福谷の問いに幹部が衝撃返答
中日の福谷浩司は契約更改時に
「彼らが4年後、5年後に中心選手となったとき、みんながシーズンに向かって少しでもいいモチベーションで臨めるような体制になった方がいいと思った」。だからこそ絶好の機会である契約更改交渉の場でフロントに対して「来年以降に向けて、チームがどうしたいのか」
を尋ねた。

これに対する加藤球団代表の答えは
「オーナーが(白井前オーナーから大島オーナーに)代わって『ビジョンを明確にしなさい』という指摘は我々球団に対してすでに言われていた。契約更改が終われば、そこは取り組まないといけない。今までそういう方針が球団としてなかったというのは事実なので、明文化するという作業はやりたい。このオフにしっかりやらないといけないとうことは福谷君にも言いました」
だった。


「オーナーも言うとるし、そろそろビジョンを作らなあかんわね」と答えたわけだ。「うちもそろそろ4Kテレビ買わないとね」みたいな感覚だ。

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「ビジョンなき企業は滅びる」と言われて久しいが、中日ドラゴンズはビジョンなきままここまでやってきたわけだ。
経営者の使命は「ビジョンの策定」だと言われているが、加藤宏幸球団代表は「ビジョンなんか食ったことねえ」という感じで、他人事のようにのんきなことを言ったわけだ。

電鉄会社や新聞社は「百年一日のごとく」同じことをしてここまでやってきた。特に新聞社は、取材対象には「ビジョン」を求めるが、自分たちの会社の将来なんか考えたこともないだろう。経済部の記者以外で「経営」について考えたひとなどいないだろうし。

福谷は昨年の「日本野球科学研究会」に自費で出席していた。いろんなことを学ぼうという意欲のある選手だと思う。
一選手の意識レベルが、球団経営陣より高かったのだ。

パ・リーグの球団の多くは、毎年ビジョンを発表している。セ・リーグがだめになるのもむべなるかな。

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