サンスポ
コロナ感染者480万分の2 「新型コロナウイルス連絡会議」での見解は?
プロ野球とJリーグが設立した「新型コロナウイルス連絡会議」の第22回が14日に実施された。
今季のプロ野球はセ、パ両リーグ計720試合の観客動員数が482万3578人で来場者のうち新型コロナウイルス感染報告は2人とされる中、専門家チームは球場内の感染対策などが効果的だったと高く評価。実際の感染者が2人以外にもいた可能性は否定できないとした上で、舘田一博氏(東邦大教授)は「感染者が例え(2人の)10倍いたとしても非常に低く抑えられている」との見解を示した


今季のNPBは、感染症対策だけは本当によくやったと思っているが、この専門家の先生は大丈夫かと思ってしまう。
日本の人口は1.2億人強だが、新型コロナ陽性者数は約18万人。率にして0.15%だ。480万人の観客動員であれば、7200人の感染者がいてもおかしくない。
12球団の本拠地は、山村などではなく大都市圏にあるわけだから、平均よりも大幅に少ない可能性もあまりないはずだ。

中国では陽性者が数人出ると、数日以内に周囲の都市圏で1000万人単位でPCR検査を実施する。そういう検査で10人程度の陽性者が出ている。
480万人に2人というのは、人民の人権を無視して徹底的に感染症対策をする中国に近いレベルだということだ。

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日本の球場ではPCR検査をしているわけではないから、「2人」という感染者数には何の根拠もない。
政府はGoToトラベルで感染が確認できたのは4000万人で百数十人と発表して世間の失笑を買ったが、それよりもさらに少ないとは考えられない。
「10倍いても非常に低く抑えられている」って、そんな訳ないでしょうが。

480万人で2人は、新型コロナ追跡システムが全く機能していなくて、市中感染を捕捉できていないことの証拠であって、それ以上の意味はない。

確かに球場からクラスターは発生しなかった。そのことはよかったと思うが、次なる手を打つときには「まともな数字」を根拠にしないと正しい対策は打てないはずだ。

480万人で2人とか20人とかいう数字を本気で信じているとすれば、「家でじっとしているより球場に行った方が安全です」みたいになりかねない。
世間の人も「あほか」と思うだろうから、もう少しまともな数字を発表すべきだろう。


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