11月に入ってからマツダスタジアムで広島ー巨人戦を見た。

選手の中でひときわ大きな拍手を集めていたのが長野久義だ。2年目の今年は勝負強いところを見せていた。巨人戦ということで、丸へのあてつけという意味があるかどうかわからないが、客分から一家になったベテランに、なかなか手厚いことだ。

キャリアSTATS
Chono


昨年の長野は首脳陣の信頼感が今一つで、左投手のときだけ使われていたが、今季は西川の戦線離脱もあって、出場機会が増え、いいところで安打を打つようになった。
代打成績は、25打数11安打、打率.440。この印象も強烈だった。

Chono-P


昨年オフには人的補償で移籍した経験からこんな発言をしている。
東スポ
「今後の補償に選ばれる選手のためにも、通達のタイミングをもう少し早めてもらえたら。(FA合意の公示を起点に)40日以内というのは少し長すぎますよね。できれば年をまたがず、年内には決まるようなシステムになればいいなと」

昨年、長野は正月にアメリカに滞在しているときに人的補償を通達されたという。自主トレの日程なども大きく変わってしまうし、キャンセル料も発生する。

今年の田中俊太の早々の決定は、長野のこのコメントがあったからだという。
ベテランらしい配慮だと思う。そういう点も含め、長野は頼もしいベテランだと思う。

巨人にいたらデッドストックになったかもしれないことを考えると、移籍してよかったのではないか。


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