まあ、ゴールデングラブは順当だとは思うが、この記録をして菊池が復活したと見るかどうかは微妙なところだろう。

菊池の年度別二塁守備成績

Kikuchi-RF


昨年、10失策していたわけだから、無失策は確かに進歩だが、守備範囲を示すRFは、2016年の5.90から1ポイントも下がっている。1試合当たりの守備機会が1以上下がっているのだ。

RFは、投手がゴロを打たせるかどうかで数字が変わってくる。さらに、イニングではなく試合で割るNPBのRFでは、途中で交代するような選手はRFが下がってくる。

今季の菊池は103試合しか二塁を守っていない。上本崇司や羽月隆太郎などが結構守っている。フル出場ではないのだ。

エラーをしなかったのは技術的な問題だけでなく、無理目の打球に手を出さないという「ベテランらしい守備の姿勢=消極性」によるものと考えることもできる。

セ・リーグ二塁手守備成績 規定試合数以上

CL-2B


日程が厳しかったこともありフル出場した選手はいなかった。
そんな中では、菊池は「比較的1位」だったのは間違いないだろう。しかし守備率10割を歴史的な快挙のように言うのは、違うのではないかと思う。

守備率100%は、菊池がベテランになったということの証だと思う。

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