私がMLBを見始めたころに活躍していた選手たちが続々亡くなっていく。史上最高のナックルボーラーだ。
世代的には、王貞治より1歳上。1958年にミルウォーキー・ブレーブスと契約した。

キャリアSTATS

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メジャー昇格は3年目だったが、出世は遅く規定投球回数に到達したのは28歳のときだった。
しかし到達1年目に最優秀防御率。
このころからナックルを武器に台頭、ブレーブス在籍は20年に及び、規定投球回数に15回達した。

最多勝2回、その代わり最多敗も4回。四球が結構多く、走者を出すもののしぶとく粘ってイニングを稼ぐイニングイーターだった。

ティム・ウェークフィールドなどもそうだが、ナックルボーラーは目の覚めるような好投はしないが、一度マスターすると細く長く稼ぐことができるようだ。

フィル・ニークロのナックルは落差が大きく、非常に打ちにくかったようだ。

1984年45歳でヤンキースに。33歳のロン・ギドリーを差し置いてエースになる。このころは名人芸だった。
1986年インディアンスに移籍し47歳で規定投球回数に到達。
最後は、ブレーブスに戻って引退した。

ブレーブスでの通算268勝は、ウォーレン・スパーンの356勝、キッド・ニコルズの330勝に次いで3位。

1997年殿堂入り。

1964年、デビュー時のブレーブスのエースはそのウォーレン・スパーン、ハンク・アーロンが主軸。引退時のブレーブスにはケン・グリフィのおとッつぁん、トム・グラビンがいた。

弟のジョー・ニークロもナックルボーラーで、221勝している。こちらは結構疑惑の主ではあったが、兄弟で539勝はMLB記録。

弟のキャリアSTATSも掲載しておく

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兄とはブレーブスとヤンキースで短期間チームメイト。1970年に規定投球回数入りしてから7年も低迷してから復活している。

この兄弟はよく負けている。



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