まさかこんな補強をするとは思わなかった。馬鹿じゃなかろか、と思ってしまう。

南カロライナ大から2008年、ドラフト1巡目でレンジャーズへ。同期にバスター・ポージー、ランス・リンなど。両打の強打の一塁手として注目される。
マーク・タシェアラ二世の評判が高かった。

キャリアSTATS

J-Smoak


2010年にトレードでマリナーズへ。切敷・リーの獲得が目玉のトレードだったが、スモークも4番候補として注目された。

とにかくいつかブレークするに違いないと言われながら、なかなか開花しなかった。怪我、故障も多く、マリナーズ時代はパッとした成績が残せず。そういう選手が多いチームではあったが。

2014年にウエーバー公示され、ブルージェイズへ。
2017年にキャリアハイの38本塁打90打点。オールスターにも出場する。

しかしそこから成績が低下していた。

スモークはパワーはあるが、確実性で劣っていた。好不調の波が大きかった。選球眼は悪くはなかったが、年とともに三振が増えていった。
本人は「常に本塁打を打つことばかり目指していた」と語っているが、そういう選手ではある。

私は成功する外国人打者の条件として「右打ち、出世前、MLBでは中距離打者」だと思っているが、スモークはその条件からことごとく外れている。

オールスターに出て196本を打った強打のスラッガーという「ブランド」で獲得したのだと思うが、年俸は600万ドル(約6億3000万円)~700万ドル(約7億3500万円)は、巨人にとっては安い買い物なのだろうか。


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