こちらの方が先に決まったようだ。長打力には定評があったが、粗い打者ではある。
スモークと同じ1986年生まれ。ドラフト年次も同じ。ペパーダイン大から2008年のドラフト7巡目でブルージェイズに。

キャリアSTATS

Eric Tames


2011年にMLB昇格。中軸打者として活躍する。その当時の評価は
「打撃センスはあるが、チャンスになると気負いすぎ」とのことだった。

MLBに定着できなかったのはローボールヒッターで、粗っぽく、この当時から顕著になった「動く速球」に対応できなかったからだ。

韓国のNCダイノスに移籍して3年間OPSが1.1を超える大活躍をして、ブルワーズに復帰。2017年にキャリアハイの31本63打点を記録。スモークと同じ年にキャリアハイ。この2人は何かとよく似ているのだ。「じっくりと待てるようになった」との評価だった。しかし以後は成績を低下させる。

テームズの最大の欠点は「左投手に弱い」ことだ。MLB通算では右投手に.251に対し、左は.196である。

典型的な「失敗しそうな元メジャーリーガー」だと言える。彼が成功するとすれば、MLBでのスタイルを捨てて、NPB流の打撃をマスターできた時だと思うが、どうだろうか。

巨人は菅野の離脱を想定して、外国人投手を取ると思っていたのだが、大物外国人打者を大人買い。ひょっとすると菅野の移籍は成立しないと目論んでいるのではないか。

来季、中島宏之、陽岱鋼の出場機会は少なくなりそうだ。まあ、いい補強とは思えない。


2020年のセ・リーグ投手陣 リリーフ詳細版

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