西川遥輝にオファーがないのは予想通りだった。端的に言えば、彼がMLBで活躍しているシーンが想起できない。

西川は俊足で選球眼もあり、3割打者ではあるが、長打が全然ない。
選球眼は今どきのMLBでは確かに重要な指標だが、それも長打があってこそである。
選球眼+長打力、つまりOPSが重要なのだ。

最近のNPBからMLBに移籍した主要な選手の渡米直前の通算成績

OPS-MLB


過去にはOPS700台で移籍した選手もいないわけではない。

イチローと同じ年に移籍した新庄、田口壮、川﨑宗則、田中賢介がMLBでプレーしたがいずれも「補助戦力」に過ぎなかった。
守備固めや代打、代走などであれば、これらの選手を使わなくても、もっと若くて年俸も安い選手がアメリカにたくさんいる。
通用するかどうかではなく、NPBからくる選手は年齢も30歳前後になり、最低でも2~300万ドル以上の年俸とメジャー契約が条件になるから、獲得するメリットはないのだ。

OPSが800以上でも通用しないケースが増えてきているから、800以上あっても移籍が叶うとは言えないが、西川の場合、NPBの数字だけでアウトだったと言うべきだろう。

MLBには「足のスペシャリスト」や「つなぐ選手」などは必要ないのだ。そういう役割は出世前の若手が担う。その若手もメジャーに残るためにはホームランを打たなければならない。ホームランがなければ、どんなに盗塁が上手でも、バントが得意でも消えてしまうのだ。

西川は来季オフに海外FAで挑戦する意向を示している。成績が上がらなくても、とにかくメジャーでプレーしたいとのことだ。その意気は多としたいが、それならNPBを退団してマイナー契約で下から這い上がるべきではないだろうか?

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2021年 明けましておめでとうございます。

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